最新情報【2月号】
「差込コネクタ、絶縁キャップとボックスの関係」
“ト-メ-コネクタやト-メ-キャップを使用して施工した場合、ボックスは必要ですか?” “JIS C 2813適合品であれば内線規程にボックス不要となっているのでボックスはいりませんよね?” こんな問い合わせよく頂きます。
今回は、この事に関してお話ししたいと思います。
結論がいいますと、当社のト-メ-コネクタ、ト-メ-キャップはボックス内での使用となります。では、接続箇所は、すべてボックス内で行わないといけないかと申しますとそうではないのです。以下、内線規程の文書を基に説明したと思います。
内線規程 3165-5 ケ-ブルの接続
- 1.省略
- 2.ケ-ブル相互の接続は、キャビネット、アウトレットボックス又はジョイントボックスなどの内部で行うか、又は適当な接続箱を使用して行い、接続部分を露出させないこと。ただし、次の各号のいずれかのよる場合はこの限りでない。
- ①接続部分及び被覆物が露出しないようにJIS C 2813「屋内配線用差込形電線コネクタ」に適合するボックス不要形差込電線コネクタなどの接続器具を使用して施す場合
- ②やむを得ない場合で、ケ-ブルの絶縁体と同等以上の性能を有する合成樹脂によりモ-ルドした場合又は絶縁チュ-ブ等を使用して十分に被覆し、保護した場合
上記文章によると、①、②の場合は、ボックスを使用しなくてよい事となります。すなわちボックスが必要か否かは、ケ-ブルが本来備えている絶縁体と同等以上の性能が接続するために外装を剥いだ部分にあるか否かとなります。言い換えればボックスが外装を剥いだ部分を保護する役割をすることとなります。
言い換えれば
- ①のボックス不要形コネクタとは、外装を剥いだ部分がコネクタ内に入っている構造の商品
- ②の場合は、接続部分及び外装を剥いだ部分をケ-ブルの絶縁体と同等以上になるよう施せる商品
少しでも参考になれば幸いです