Vol.52

値上げもう勘弁して

一昨年、秋より値上が始まった原材料、昨年に至っては、値上げ、値上げ、値上。すべての材料が過去に経験したことのない原材料高に。またこの値上げ幅が半端なく大きい。それによって我々の業界も値上げダッシュ。

 今年に入りコロナ終息が見え始め、景気が回復基調に向かいかけた矢先に今度はロシア、ウクライナの戦争。その影響で需要供給のバランスが崩れ、またもや原材料不足が勃発し、昨年並みの交渉余地なし値上げが再燃。交渉しようものなら「すべての材料メ-カ-声をそろえたように値上げを満額認めてもらえないなら材料が供給できませんの一言」で

THE END。

『呑んで頂けないなら供給できません』昨年、今年の電材業界の流行語大賞ですね。

 昨年からの原材料値上げは、最終消費者におよぶ。今、ほぼ30年ぶりに、たくさんのモノの値段が上がっている。秋以降、さらなる値上げの波が来るそうだ。家も高くなりすぎれば、買う人は減るだろう。「賃金アップ」を政府は号令を掛けてはいるが、現実は一部の企業を除いて上がっていない。

 この2年半、コロナウイルスの恐怖におびえ、終わりの見えない戦争も続く。核の使用はあり得ない、ではなくなった。毎日のように値上げの発表が新聞、ニュ-スで取り上げられる。物価高が続き、景気が悪くなるシナリオが描けてしまう。戦後初めて経済成長率がマイナスとなった48年前の日本の姿にならなければよいが・・・

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