最新情報【Vol.32】
よくある質問
Q:通常の防水型ボックスには、水抜き穴が設けてありますが、ナイスハットM防水型に
は、なぜ水抜き穴がないのでしょうか
A:一般的にボックス内に結露が生じるケ-スとは、ボックス内の水蒸気量と一定温度時
の水蒸気量の差が結露となる場合です。これは、ボックスの設置された状態・環境が
大きく影響します。
通常ボックスでは、配管が接続されていて、その配管を経由してくる空気・温度は
ボックス内の環境を変化させる大きな要素になり、ボックス内の水蒸気量や温度に影響を与えます。
通常ボックスの大きさ(体積)では水分量が大きくなり、加えて配管からの温度に
より、外部温度と内部温度に大きな差異が生じ結露が生じ、水抜き穴が必要となり
ます。
一方、ナイスハット防水型は、ボックス内の体積が小さく、且つ、密閉された安定
した空間状況であるため、全体積の水分量が非常に小さく、設置されたボックスの
外部温度と内部温度に大きな差異が生じる事がなく、重大に至る結露までには至ら
ないことから、水抜き穴を設けておりません。
尚、どうしても結露が心配されるケ-スがあるようでしたら、防水ボックスの中に
空間ができないようにレジン等を充填されることをお勧めします。